壮絶脱ステロイド(T_T)

僕は中学1年から大学3年の約9年間、ステロイドを使い続けていました。

中学生になったばかりの5月頃に全身に蕁麻疹が出てしまいました。小さい時から皮膚は弱かったのですが、この時は本当に酷くて顔はブロッコリー見たいになってしまいました。

その時処方された薬がステロイドでした。僕はステロイドの副作用など何も知らずに9年間、ステロイドを使い続けました。

蕁麻疹は一週もしたら収まったのですが、手足、お尻に尖ったような湿疹が、出来てしまいステロイドを塗り続けていました。

特に酷かったのが、お尻でした。
お尻は色素沈着して黒くなってしまい、思春期の僕は非常に辛かったです。
また、お尻以外は殆ど治ったので、家族は僕の湿疹が、完全に治ったと思っていたので、辛い気持ちを理解してもらえない辛さもありました。

高校の時も毎日、お尻にステロイドを塗っていました。
2日ぐらい塗らないと、直ぐに悪化するのがわかりました。
病院に行ってもアトピーの一言で、徐々に状態も見ずに薬を処方するだけで、副作用の説明も無かったので、何の疑問も持たずに薬を使い続けていました。

大学生になり就活が近くに迫ったある日、兄が突然ステロイドは体に良くないから、辞めた方が良いと言って来ました。

兄は健康オタクで大学の近くにある、漢方屋さんに通っていて、僕に紹介してくれました。

漢方屋さんに行き、ステロイドを使い続ける事がいかに良くないか説明してもらい、僕は脱ステロイドを行う事を決意しました。

ステロイドを辞めて直ぐにお尻は悪化しました。
直ぐに、お尻から体液が出てきてパンツが皮膚に引っ付き剥がすの辛かったです。

体液が乾くと次は、皮膚の乾燥が酷くなり朝起きるベッドには皮膚の固まりがありました。
そんな状態が半年以上続き、夜も痒くて眠れない状態で、精神的にだいぶ辛かったです。

ステロイドの副作用で、皮膚が薄くなってしまい、少し痒くと体液と血が出てくる状態でした。
また爪も柔らかくなり、変形してしまいました。
当時の事を今考えると良く耐えたなと思います。

ステロイド中に使用していた、軟膏は紫雲膏というやけど等に使う薬や白色ワセリンでした。
あまり大きな効果は無かったですが、乾燥していた時は良かったです。
また、漢方屋さんからレバコールという、肝臓に良いとされる、栄養ドリンクを進められ飲んでいました。

また、食事にも気をつけて野菜中心の生活に変えました。それでもどうしようも無いときは、何も食べずにいました。

この何も食べないというのが、痒みには一番効果的でした。

1年も経つと徐々に回復し2年ぐらいで、殆ど痒みはなくなりました。


アトピーの原因は食生活やストレスだと、漢方屋さんに、言われました。
僕は自分の経験からストレスが一番大きな要因だと考えています。

ほぼ完治して、5年近くが経ち僕は社会人になり結婚する事になりました。
結婚式の準備や引っ越しで非常に忙しい日々が続いたある日、またお尻に湿疹が出来て酷くなってしまいました。
式が終わり少し落ち着いた生活に戻ると湿疹も収まりました。
またこの時に色々、病状を調べて見ると、アトピーではなく、乾癬という病気だとわかりました。

僕は何も考えずにステロイドを塗り続けていた事を本当に後悔しています。
今は、どんな薬を処方されても自分で一度調べてから使用するようにしています。

皆さんも、薬の副作用は本当に怖いのでしっかり調べてから使用して下さい。