うつ病になってやっとの思いで入った会社を辞めた話し。

僕は新卒で入社した、会社をうつ病になってしまい、1年半で辞めてしまいました。

営業職で入社したのですが、配属された支店が典型的なブラック企業でした。

勤務時間が長かったり、土日出社などは、耐えることが出来たのですが、支店長から毎日、鼓膜が破れるんじゃないかと思うぐらい、怒鳴られるのが本当に苦痛でした。

毎朝、会社に行くのが苦痛で本気で「会社が無くなってないかなー」と思ったこともありました。(笑)

また、車で営業をしていたのですが、毎日寝不足で度々、意識が飛びそうになることもありました。
当時は本当に追いこまれていて「もうこのまま事故ってもいいや」と投げやりな気持ちになっていました。

今考えると、凄く怖いし周りにも迷惑だなと、冷静に思います。

しかし、当時の僕は本気で毎日、そのような気持ちでいました。

また、心配かけると思い両親にも相談することが、出来ませんでした。


当時、実家暮らしだった僕は、兄と一緒の部屋で寝ていました。ある日、「夜中にお前の叫び声で寝れん」と兄から言われました。

僕はまったく無意識だったのでビックリしました。

それでも仕事を何とか続けていたある日、もう無理だと思い、会社を休んで、心療内科に行きました。

そこでうつ病と診断されて、仕事を辞める決断をしました。

一番最初に思ったのが、親に迷惑かけてしまう、また支店長に言うのが怖えーという二点でした。

仕事中だった母親に病院に行った事を伝えると、忙しいなか、時間を作って話を聞いてくれました。

僕が限界だったことを薄々気付いていたみたいで、本当に親身になって話しを聞いてくれました。

母親は当時、心理学の勉強をしていたので、うつ症状にある僕をあまり刺激しないように、とにかく話しを聞く事に徹してくれました。

また、母は家族にも僕の事を刺激しないようにと言ってくれてたみたいです。

母親に相談したあと、支店長に辞めることを伝えたら凄く優しい態度で接してきました。
恐らく労働基準局に言われるのを恐れていたように思います。

辞めてから1ヶ月ぐらいするとまた、働きたいという気持ちが芽生えて来たので、就職活動を行い、今の会社に就職する事ができました。

ちなみに、今の会社は6年続いています。

思いきって生活環境を変えたのが良かったのかもしれません。

実家を離れて一人暮らしをしました。
地元の名古屋を離れ、岐阜の自然が多い場所に引っ越し、営業職から製造職に変えました。

同僚も優しい人が多く、働きやすい環境です。
夜勤があるので、体調面にだけ気をつけて働きたいと思ってます!

当時の経験も今は、冷静に振り返ることができているので、良い経験だったと思います!