コンビニバイト中、ガチのヤクザ来た(T_T)

僕が高校の頃、バイト先のコンビニで体験した、話しです。

僕は当時、コンビニのバイトが、あまり好きではなく、その日ものらない気持ちを奮い立たせバイト先に向かいました。

バイト先の周りは工場地帯で、ちょっと怖そうな、おっちゃんや変わった人が客層としては多かったです!

中には、「頑張ってるな」と声をかけてくれるお客さんもいました。

その日もあと一時間ぐらいで、バイトが終わる時間になって少しだけテンションが上がったていたら、20代くらいの男性が入って来ました。

見た感じは、ちょっと横着そうな感じで、入店してすぐ、右手側にある本棚に行き、ジャンプを読んでいました。

男性が入店して、五分ぐらいたった後、駐車場に黒塗りのベンツが止まりました。

僕は「こわ!ヤクザだったりして?!」と一瞬思いましたが、三年近くバイトをしていましたが、その類いの人は来た事がないので、「まぁ~そんなわけないか」と仕事を続けていると、扉の開く音がなり、そちらを見ると、いるんです(T_T)

ヤクザを見たことがない僕でも一目で分かる、ごりごりのヤクザ二人いるのが。

一人は剃りこみが入った恐らく子分、もう一人はグラサンをかけた、兄貴と呼ばれる男。
二人ともびしっとした、スーツを着ていました。

僕が固まっていると、二人は楽しそうにジャンプを読んでいた、先程入店してきた、若い男性のところに向かい、子分が店内に響き渡るぐらいの声で、「兄貴の車にぶつけて、逃げたやろ」と叫んでいます。

周りにいた、数人のお客さんは僕を一人残して、皆出て行きます。内心僕も逃げたい気持ちでいっぱいです。

そのまま、男性は外に連れて行かれ、何か駐車場で喋っています。

僕はこのまま店に戻って来ないでと、願っていましたが願いは届かず、また数分したら、三人は戻ってきました。

男性はコピー機で何か書類をコピーさせられ、兄貴からドスの効いた声で「ワシ等に嘘言っても無駄だぞ」と脅されていました。

僕はこの時すでに放心状態。
すると、ヤクザ二人がレジに向かって来るではないですか!

レジに来ると、子分が「店内で大きな声を出してすまなかった」と頭を下げ、缶コーヒーを買って帰って行きました。

やっと帰ったと思ったら直ぐに、また子分が戻ってくるではないですが、内心終わったと思っていると、やっぱりこっちのコーヒーに変えてくれと、言って帰って行きました。

もう、本当に心臓に悪すぎます。

ちなみに、ヤクザ二人に因縁をつけられた男性は真っ青な顔をして、フロム・エーを買って帰っていきました。

僕が、まだ怖い思いでいると、バックヤードからチーフが「何かあった?」と言って出てきました。

こいつ居ないなと思ったら裏で隠れていたんです(-_-)

強盗とかでは、なかったのでまだ、良かったですが、本当に怖い思いをした体験でした。